2012年9月29日土曜日

尖閣問題とは共産党内部の勢力争いだった

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● 24日、米華字ニュースサイト・博訊網は、陳維健氏のコラム「誰が反日を同胞への暴行にしたのか」を掲載した。写真は27日、河北省石家庄市で国慶節を記念して重量300キロ超の巨大な中国国旗が掲げられた。



レコードチャイナ 配信日時:2012年9月29日 13時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65061&type=0

<反日デモ>
江沢民、胡錦濤、習近平……誰が暴徒化デモの主導者なのか?―米華字メディア

 2012年9月24日、米華字ニュースサイト・博訊網は、陳維健(チェン・ウェイジエン)氏のコラム
 「誰が反日を同胞への暴行にしたのか」
を掲載した。

 「愛国」に名を借りた暴行・破壊・略奪は9月18日で終わった。
 しかし具体的な事件については今、ようやく知られるようになったばかりだ。
 西安市では日本車に乗っていたとして殴打され頭蓋骨骨折の重傷を負った男性がいる。
 北京市では80歳の老人が毛沢東を罵ったとして左派の大学教授に平手打ちされた。

 同胞を暴行するに至った反日デモについて考える時、
 押さえておかなければならないのは中国には基本的にデモの自由がない
ということだ。
 社会秩序維持を第一にしている中国政府がデモを野放しにしたのはなぜか。
 地方政府がデモを許し、そればかりか私服警官が破壊行為に加わっていたことはほぼ確実だろう。
 強制土地収用の事例を考えれば、警官が暴行に直接加担するのは珍しい話ではない。

 また、デモが全国的な規模であったこと、警察・司法、宣伝、外交の3部門の協力が必要だったことから考えれば、
  江沢民派、
 胡錦濤派、
 習近平派
のいずれかの勢力が主導したことは明らかだ。

 我々は誰が首謀者であったのか暴かなければならないし、呼び掛け一つで義和団、文革の時代に戻ってしまう中国人の国民性を反省しなければならない。


 コトの真相が少しずつ見えてくるようになった。
 どうも尖閣問題とは、共産党内部の権力争いのようである
 尖閣諸島国有化という反日の目玉に上手にのって、共産党の内紛がニギニギしくも露呈したということである。
 そのために、解放軍は動けなくなっているということだろう。
 もし解放軍が動けば、内紛はさらに軍事力を伴った内乱にまで拡大する可能性が出てくる。
 中国政府はギリギリのところで、綱渡りをしているようだ。
 日本が徐々に中国から足を抜いていく。
 その経済結果がどうでるか。
 おそらくそれがまた内紛のタネになっていくだろう。
 もう中国独裁制は限界にきているのかもしれない。
 それが、今度の事件をきっかけに、浮き出てきたとも言える。
 共産党内紛が中国を内乱の危機にまでたかめるのか、そのキーの一つを日本が握っていることだけは確かなようである。
 日本の出方次第で、中国の政局は大きく揺れ動く。
 第3ラウンドは始まったばかりである。



レコードチャイナ 配信日時:2012年10月5日 9時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65232&type=0

習近平の次は胡春華か

=早くも始まる10年後の指導者を巡る胡錦濤と江沢民の暗闘―韓国紙


●3日、中国共産党第18回全国代表大会を来月に控え、習近平副主席が権力を掌握しつつある。胡主席も習氏も、10年にわたる準備期間を経てきたことから、習氏の後継者は胡春華氏が有力であるとみられている。写真は胡春華・内モンゴル自治区書記。 

 2012年10月3日、中国共産党第18回全国代表大会を来月に控え、習近平(シー・ジンピン)副主席が権力を掌握しつつある。
 胡錦濤(フー・ジンタオ)主席も習氏も、国家主席就任前には10年にわたる準備期間を経てきたことから、習氏の後継者は胡春華(フー・チュンホア)・内モンゴル自治区書記が有力であるとみられている。
 韓国紙・中央日報の報道を米華字メディア・多維ニュースが伝えた。

 韓国では新大統領が自分を育てた前大統領を裏切ることは日常茶飯事だが、中国では前国家主席の業績を賞賛し、誤りを追及することはない。

 トウ小平は「毛沢東思想」を、江沢民(ジアン・ザーミン)は「トウ小平理論」を堅持し、胡錦濤は江沢民の「3つの代表」を訴えて足元を固めた。
 習近平も折にふれて胡錦濤の「科学的発展観」に言及している。

 これは、次代の指導者が国民ではなく、現行の指導者によって選出されるためだ。
 前任者は自分の路線を忠実に踏襲する人物に「王座」を譲るのである。

 中国共産党はこの体制を「政策の連続性」と「権力の安定性」のためであるとしている。
 前任者を否定することは、自身の正当性を否定することに等しい。

 中国の権力移譲にはもうひとつの特徴がある。
 それは、現在の指導者が、次の次の指導者を決めるというものだ。
 この慣例はトウ小平から始まったものだ。
 トウ小平は江沢民が第三代の指導者となって間もなく、胡錦濤を第四代の指導者に指名し、江沢民を牽制した。

 胡錦濤の後継者たる習近平も、胡錦濤ではなく江沢民によって選ばれた人物だ。
 この慣例によって、中国の政界では一勢力が連続して権力を握ることを防ぐメカニズムができている。

 今夏、次の指導者を決める北戴河会議では、慣例通り胡錦濤が「身内」の人物を習近平の後継者に指名したと言われている。

 その人物とは、胡春華・内モンゴル自治区書記だ。 
 胡錦濤は第18回全国代表大会(十八大)で胡春華を政治局常務委員に引き上げ、ポスト習近平の第六世代指導者に据えようとしている。

 今後10年間で、自身が受けたのと同じ「帝王学」を授けたい考えだが、ここに江沢民が「5年後の十九代でも遅くはない」と待ったをかけた。

 慣例通り次の指導者を指名しておきたい胡錦濤は、今回の十八大でも中央軍事委員会主席のポストに残る可能性があり、中国の政局は緊張の局面を迎えている。




レコードチャイナ 配信日時:2012年10月23日 15時19分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65757&type=0

江沢民氏は「カワイイ」?!
政権交代前の権力闘争を研究者が評価
―中国

 2012年10月20日、BBC中国語版は記事
 「不確定要素が多い中共十八大、江沢民がたびたび公の場に登場」
を掲載した。

 19日、江沢民(ジアン・ザーミン)前国家主席が北京で上海海洋大学の党書記、学長と会見。
 21世紀は海洋の時代であり、資源が不足している中国にとって海は極めて重要だと発言した。
 尖閣問題で日中関係が揺れる中での発言となった。

 習近平(シー・ジンピン)体制の人事を発表する中国共産党第18回全国代表大会(十八大)が11月8日に開催されるが、その目前で公の場に姿を見せたことは何を意味するのか。
 中国人民大学の張鳴(ジャン・ミン)教授は江沢民氏の影響力が拡大していることを意味すると指摘した。

 引退後も影響力を行使する江沢民氏はネット世論の批判の的だったが、現在のトップはもっと悪いことを考えれば、だんだんと「かわいく見えてきた」のだという。
 また、 
 十八大の人事情報、内部情報の流出が続いているが、これは中国共産党内部で激烈な競争が続いている証であり、
 トップの一声で決まってしまう時代よりも歓迎するべきだとコメントした。




【中国共産党第18回全国代表大会】


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