2012年11月15日木曜日

すでに習近平一族が不正に蓄財している可能性が大きい?

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●10日、華字メディアは中国の次期指導者・習近平氏の来歴や特徴などに関する記事を掲載した。軍は習氏を「家族の一員」として扱っているという。



レコードチャイナ 配信日時:2012年11月15日 7時15分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66216&type=0

中国新指導部、直面するのは深刻な経済不均衡―台湾メディア

 2012年11月5日、台湾の聯合報(電子版)は、中国の次期指導者が真っ先に直面する課題は深刻な経済不均衡だと伝えた。

 中国共産党第18回全国代表大会で選出される新しい中国の指導者たちにとって、
 「経済成長の勢いをいかに維持していくか」
は最も大きな課題だ。
 米メディアは、中国の標準的な経済方程式は効力を失っていると指摘。
 政府による過熱投資と時代遅れの消費者による支出が生み出した深刻な経済不均衡は、
 現状よりもはるかに痛みを伴う結果をもたらす。
 その苦痛に満ちた結果は来年早々にも新指導者たちに襲いかかるとみられる。

 今年に入り、中国経済の要であった輸出製造業がその勢いを失い、外国からの直接投資は激減。
 工業生産の成長率は過去3年間で最低を記録
 上海の証券市場も低迷を続けている。
 次期リーダーたちは、
 干からびた経済成長パターンを踏襲するのか、あるいは
 政治リスクを冒して成長鈍化を招く恐れのある改革を実施するか
という難しい選択を迫られることになる。

 所得格差の急速な拡大は中国経済の失速原因の1つだ。
 過去10年間で中国の各階層の収入はアップした。
 しかし、エリート層が獲得した利益は比較にならないほど大きい。
 国際通貨基金(IMF)の主席エコノミスト、オリビエ・ブランシャール氏は
 「中国がもしも改革の大ナタを振るうのならば、収入の再分配から着手すべきだ
と指摘する。
 中国は成長モデルを変更し、国内消費への依存度を高める必要があると誰しもが言うが、貧富の差の拡大がこの目標の実現を妨げている。

 中国の経済成長がもたらす利益を拡大するためには、
 「土地取得などで私腹を肥やす地方の役人や、
 低率課税といった国有企業などの
 強大な利益集団に戦いを挑まなければならない
と米メディアは主張している。




レコードチャイナ 配信日時:2012年11月15日 6時6分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66382&type=0

江沢民・胡錦濤氏よりも恵まれた環境、次期指導者の習近平氏は「軍のファミリー」―華字メディア

 2012年11月10日、華字メディア・明鏡新聞網は中国の次期指導者・習近平(シー・ジンピン)氏の来歴や特徴に関する記事を掲載した。

 習近平氏は1953年生まれで、中国共産党による中華人民共和国建国以降に生まれ、文化大革命期に青春時代を過ごした「第5世代」に属する。
 父親に「革命の英雄」とされる習仲勲(シー・ジョンシュン)氏を持つ習近平氏は「太子党」と呼ばれる中国共産党の高級幹部の師弟グループに属する。

 青年時代に農村へ下放され農業に従事した経験を持つこの世代は理想主義と現実主義の合わさった独特の手段をとると米シンクタンク・ブルッキングス研究所の専門家は指摘。
 習近平氏に詳しい中港傳媒(メディア)の郭燕軍(グオ・イエンジュン)氏は
 「習近平氏は指導者の座に就いても農民を手厚く守るだろう」
と語っている。

 文化大革命後、父親が復権すると、習近平氏は政治家としてキャリアを着実に進める。
 国務院弁公庁で副首相秘書を務める一方、父親が軍に持っていた影響力は習近平氏にも受け継がれ、その後、副首相や政治局常務委員、軍事委員会秘書長といった要職に就いている。
 このような恵まれた環境は江沢民(ジアン・ザーミン)氏や胡錦濤(フー・ジンタオ)氏にはないもので、米中政策基金会の王翼(ワン・イー)氏は
 「軍は習氏を家族の一員として扱っている」
と指摘している。

 また、80年代から海外を視察するなど欧米諸国にも親しんでおり、今年2月には米国でオバマ大統領と会談し高い評価を得た。
 しかし、ジョージ・ワシントン大学のブルース・J・ディクソン教授は
 「習氏の昇進は党への忠誠心によるもので、最高指導者になったとき何ができるかが問題だ」
と指摘。
 中国共産党は毛沢東やトウ小平のような強い力を持つ個人の存在を望んでおらず、次期指導者に選ばれる習氏の政治手腕を疑問視する見方もある。

 また、今後習氏は汚職などの政治腐敗に対して断固たる態度で臨むことを迫られるが、
達成できなければ
 「中国共産党はさらに大きな問題に直面することになるだろう」
と、ジョンズ・ホプキンス大学のデヴィッド・ランプトン教授は指摘。
 すでにブルームバーグが習氏の一族が不正に蓄財している可能性を報じており、打撃となっている。




【中国共産党第18回全国代表大会】


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